【レビュー】adidas terrex agravic speed
adidas terrexのagravic speed(無印)のレビューです。
27.0cmで255gの軽量トレランシューズです。
2017年に登場以降、カラーは様々なものが登場しておりますが、基本設計等の変更はありません。
ソールはadidas お馴染みのContinentalソール。耐久性・耐摩耗性に優れています。
また、ブロックパターンは大きめ。マウンテンバイクのタイヤにインスパイアされたもので、グリップがよくマディコンディションで特に力を発揮します。半面、岩場は少し苦手です。
ソールはフラットで薄めです。爪先が17mm、踵側が27mm、ドロップ10mmです。
薄いソールを履いていたロードランナーにとっては受け入れやすいかもしれません。
agravic speed"+"とは異なり、無印のagravic speedは、爪先とシュータンの素材が異なります。爪先側のアッパーは固めのテキスタイルで、薄いですが比較的丈夫です。
シュータン側は踝側と一体構造になっており、ソックスのような感覚で履くことができます。違和感が少ない構造です。
レビューですが、
・マッド寄りのサーフェスで一番効果を発揮します。
大きなブロックパターンと軽さにより快適に走れました。特に登りで真価を発揮します。他社トレランシューズを履いたランナーが滑るコンディションでも滑ることなく走れます。本当に滑りにくく安心して走れるかと思います。
・半面、ロードセクションが多いと足に疲労が溜まりやすいです。
薄いソールと大きなブロックパターンが災いしているのか、ロードの際に地面からの突き上げを感じやすいです。レース後半にロードがあるコース設定だと少々辛いです。
・軽さや薄さのわりに耐久性は高いです。
2年履いてもアッパーが破れることもなく、ソールのダメージも少ない気がします。
2年前に買ったほうは、レースで使うのは大事を取り止めましたが、トレーニングでは十分使えます。荒く使っても破れません。
このagraic speedですが、一番効果を発揮しそうなのがバーティカルやスカイレースなど、アップダウンの多いショートレースになるかと思います。
この軽さとグリップは最大の魅力です。
ミドル~ロングで使用を考えている方は、足に自信がある方のみにしたほうが賢明です。agravic speed+か、 twoシリーズなどのクッションのあるモデルにしたほうが良いと思います。