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【レビュー】adidas adizero adios pro

僕もついに厚底シューズに手を出しました。

adidasが昨年リリースしたadizero adios proです。

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adios pro

シューズとしてはアッパーが最近のadidasではおなじみのセラーメッシュを採用しています。ただほかのモデルよりかなり薄く、ソックスが透けて見えるほどです。

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シュータンのゴム

シュータンは一体ではなくゴム素材で固定されているような形状です。ちょうど土踏まず部分にゴムがある感じです。もしかしたら土踏まずを上げてくれる効果は…ないか。

 

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サイドビュー

ミッドソールはadidasがboostフォームに代わって、前面に出してきたLightstrike PROフォームです。触った感じや履いた感じとしては、モチモチした柔らかく弾性に富んだ素材に感じます。ただ、Japan5で使われているLightstrikeフォームとは違うと思います。Japan5のほうはもっと硬く密な構造をしているように思いますし、adios proのほうは中に空気がたくさん含まれたようなスポンジ状の構造のように感じます。

 

中にはエナジーロッドと呼ばれる5本のカーボン製の棒状のものが入っています。他社ではカーボンのプレートを採用していますが、こちらのほうがより太く設計されていると思われます。プレートと比較し、より効率的に弾性を持たせるための構造と推測しています。

 

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ソール

アウトソールは溝がありません。もしかしたら拡大すると微細な突起があるのかもしれません。非常にシンプルな構造です。更にこちらも柔らかく、摩耗に厳しそうな気がします。

 

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229g

重量は229g(27.0cm)。公式が225gでしたので誤差範囲内かと思います。ヴェイパーフライよりは重く、アルファフライと同程度くらいでしょうか。履いてみて重さは感じませんし、厚底にもかかわらずJapanシリーズと同程度の重量です。

 

実際に履いて走ってみました。レース前ということで、サブ4ペース走で13km。途中流しを4本入れてみました。

 

走り出しから弾むかんじがありストライドが伸びている気がしました。が、ガーミンのログを確認したところ実際はさほど伸びていませんでした。

 

クッション性が高いです。昔Japan boost 2を初めて履いた時に踏み込んだ時にグニュっと沈み、バイーンと弾む感じがありましたが、その時の感覚に近い感じがします。僕の場合、boostを履き続けていたせいでboostの沈む感覚に慣れていたので、実際はかなり沈んでは弾む感覚なのかもしれません。

 

懸念されていたソールはドライの舗装路や石畳ではちゃんとグリップしました。雨が降った際のグリップが気になるところです。ちなみに石畳で凹凸があるところでは非常に安定性がありません。厚底だからバランスが悪いのでしょうか。

 

10kmほど走った際にハムストリングスが張る感じがありました。サブ4ペースではハムストリングスが張ることもないので、従来のシューズを履いていた時とは違うランニングフォームになっていたかもしれません。これは履いていればなれるでしょう。

 

流しで3’30/kmペースまで上げましたが、この時非常に弾む感じがありました。クッション<反発の感覚です。やはりスピードレンジが高いほうがこのシューズには合っているようです。

 

走り終わった際に感じたのは、今までのシューズとはかなり別物だということです。沈んで弾む感じが強く、ミッド~フォアフット着地じゃないと走りにくいのはこれまで履いてきたadidasシューズとは異なります。

 

このadios proを履いて走った際に同伴した仲間が、NIKEのズームフライ3を履いていたので、履き比べをしてみました。足入れの感じは、NIKEはやはりタイトです。ズームフライのほうが、ミッドソールが硬く感じます。また、前傾になりやすい構造になっていました。これはメーカーの思想の違いなのでしょうか。万人受けが良さそうなのはNIKEかもしれませんが、個人的にはadidasのほうが好きなのは言うまでもありませんが。

 

非常に面白いシューズなのですが、やはりレースシューズだと思います。ちょっと耐久性に問題ありそうですし、何より価格が高い(27,500円)です。エントリーモデルの厚底シューズ(Boston10?)を早くリリースして頂きたいところです。adios proはサブ3からがターゲットだと思います。サブ4~5をターゲットにしたより耐久性のあるモデルが出てほしいですね。

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