【うつ病】前職とそのトラウマ
僕は前職は製造業勤務でした。
製造業といっても、勤務内容は様々です。
製造ラインの勤務もあれば、研究や分析、品質保証、総務や経理もあります。
その中で僕は設備管理の部門に勤務していた期間が多くを占めています。
理由の1つはオーバーワークでした。
当時、大改修の大型案件を持ちながら、上司からの仕事の無茶ぶりが多数あったり、依頼元からの無茶な要求に振り回されたりなど、さまざまな要因が加わって、精神がまいってしまいました。
そのころの僕は、傍から見て心配されるほど。直属の上司は一切心配してくれませんでしたが。
この仕事、元は希望して配属された部署でした。
もともと設備設計に関する分野を大学院まで学んでいたからです。
ですが、実際の仕事といえば、学んだことを生かすことがほとんどありませんでした。必要なことは、あらゆる人間を動かしたりスケジューリングしたりするマネジメント能力であったりコミュニケーション能力、金額交渉を行うネゴシエーション能力でした。
設計など他人に任せることが多かったり、納期優先のため設備の能力を考慮せず導入せざるを得ない状況がほとんどでした。
苦痛でした。こんなはずじゃなかったと思う日々でした。
途中転勤したり、製造部門の応援に駆り出されたりし、会社への不満も募るばかり。
オーバーワークでうつ病発症し、休養・リハビリの後、分析部門に籍を移し仕事をしましたが、うつが良くなりつつある中で再度異動。今度は研究部門でした。
しかし言い渡された仕事は研究ではなく、製造部門への無期限駆り出し。
もう、精神が限界を迎えました。
うつの再発・悪化に加え、会社への不信感がMAXになり、もう二度とこの会社で働くことはないと思い、休職の後、退職しました。
しかし、今でも前職の影響が残っています。
取引先が県内(特に新潟市内)に多数存在するため、見かけるたびに否が応でも反応してしまいます。
そして前職で一番つらかったころの記憶が甦り、うつ症状が出てしまいます。
(ちなみにこの記事を書いてる今も、記憶が甦るためつらいです。)
しかし、今まで学んできた分野が故に、本屋でこの分野に関する書籍を見るとつい反応してしまうのも悲しいところ。
いわゆる悲しい性というやつです。
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